医療保険について

患者申出療養

難しい病気と闘う患者さんやご家族の中には、「海外で行われている治療を受けたい」「承認されていない海外の薬を使いたい」などの患者さんの思いに応えようとするのが「患者申出療養」制度です。

日本で保険診療として承認されていない新しい治療法や薬剤を、一定の条件の下で保険診療と併用して受けられるようにしたら患者さんの負担も軽減される制度でもあります。

患者申出療養による治療が実施されるまでのプロセツは、患者さんの申出による主治医との相談、臨床研究中核病院による計画書の作成、国の会議による検討を経て、承認されれば治療の実施、という大まかな流れで捉えられます。その場合、保険収載されていない未承認薬や先進医療の費用は自己負担ですが、入院料などの保険給付の対象部分の自己負担が軽く済みます。もし、患者申出療養とされなければ、治療全体が「自由診療」扱いとなり、すべて自己負担となります。

現在受けている治療に限界を感じていたり、新しい治療法に希望を見出したりしている場合は、まず主治医に相談してみることをお勧めします。最近では、民間の医療保険やがん保険でも、患者申出療養にかかる費用をカバーする特約が登場しています。将来に備えて、こうした保険の活用も検討する価値があるかもしれません。

 

多田 明美
妻として、3人の子供の母親としての経験を活かしながら、皆様にとっての人生での大切な場面を一緒に考えていけたらと思います。 誰かに言われるままではなく、しっかりと考えるお手伝いをさせていただきます。
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