近年、自動車事故を解決する上でドライブレコーダーの重要性が高まっています。

自動車事故について

近年、自動車事故は減少傾向にあると思います。要因は様々ですが、主に自動車運転者の減少、自動車の安全性能の向上、自動車運転者の交通マナーの向上などが挙げられると思います。私もこの業界に約20年いますが、追突事故などは昔に比べると減ってきているのではないかなと感じます。

 

自動車事故の大半は相手がいる事故です。その場合、事故を解決する上では過失割合の交渉が必要で、事故状況などによって割合は異なります。事故解決はお互い過失割合を承諾し示談していくのですが、こちらの交渉に関しては反対に難航する案件が増加傾向で、昔に比べると解決に向けての時間や労力もかかるようになってきています。弁護士費用の特約の効果もあるのでしょうが、弁護士案件も増えている印象です。

ドライブレコーダーの効果

自動車事故の映像やあおり運転の被害を防ぐ上で、近年はドライブレコーダーが普及しています。設置も手軽にできるようになったことから、万一に備えて搭載される方も年を追う毎に増えています。

 

自動車事故時は警察や保険会社は積極的にドライブレコーダーの映像を参考にすることが増えており、事故の解決に役立てられています。

ドライブレコーダーの映像があることで、相手との事故状況の食い違いで交渉が難航することもないですし、ご自身の勘違いも是正する効果もありますので、事故後のストレスなどは色々な面で軽減されていると思います。

ドライブレコーダーのトラブル

自動車事故の解決に向けて非常に重要なドライブレコーダーの映像ですが、意外と多いのがドライブレコーダーのトラブルです。

普段はドライブレコーダーに関しては、自動車運転する上ではあまり気にかけることはないと思います。事故などがあった時に初めて操作してみた方も多いのではないでしょうか。

これで私がお客様の事故時に経験することが多いのが、「映像がとれてない」「映像が残ってない」というトラブルです。

せっかくドライブレコーダーを付けているのに、自動車事故時に生かせないのは勿体ないですよね。普段から定期的に操作方法や映像の確認などメンテナンスを行うように心がけて下さい。

自動車保険の特約でも付帯可能

ドライブレコーダーは自動車を運転する上で、自動車保険と同様に必要不可欠なものだと思います。ぜひまだ付けていない方がいらっしゃれば、前向きに検討していただければと思います。

 

機械操作やどれを選べば良いか分からないなどで二の足を踏んでいる方もおられると思いますが、その場合は自動車保険の特約でドライブレコーダーを付帯できる保険会社も増えています。まずはそちらから始めてみるもの良いかもしれません。

自動車保険の特約で付帯できるドライブレコーダーは、基本的にレンタルです。よって気軽に始められるのも良い点ですし、事故時などの操作も基本的には行う必要がありません。万一事故を起こした際は、その時の映像が自動的に保険会社に送られるようになっていたり、保険会社の事故対応オペレーターから自動的に連絡が入り、状況も含めアドバイスがありますので非常に安心です。

詳しい内容は保険会社によって違いがありますので、保険担当者にご相談下さい。