資産形成(年金)について

人生100年時代。公的年金だけでは限界がくる!?

老後のための資産形成の必要性と方法について紹介します。

こんな記事が掲載されていました!

2019年6月4日の朝刊にこの記事が掲載されていました。

一面に載っていたのでご覧になった方も多いのではないでしょうか?

自助努力の必要性と根拠

記事の内容としては、計画的に自助努力にて資産形成を行う必要性とその根拠が述べられていました。

  • 公的年金中心の夫婦2人の収入は月21万円に対し、支出は26万円になり、毎月5万円の赤字となる
  • 95歳まで夫婦2人で生活するとなると、公的年金以外の自己資金が2,000万円必要になる
  • 少子高齢化で年金給付水準の調整が予想され、年金が減額されることにより不足分が拡大する可能性がある
  • 退職金もピーク時に比べ3~4割減少している

とのことです。

 

退職金や受給できる年金は少なくなる可能性が高いのに、物価も上昇しています。(2017年1年間に対して2018年1年間の消費者物価指数の総合指数は1%上昇しています。)

収入は少ないのにお金の価値が下がっていく老後生活ということでしょうか。

 

ライフステージごとの資産管理

記事にはライフステージごとの資産管理についても述べています。

  • 現役世代は余裕資金を使って分散投資を行う時期であり、「つみたてNISA」や「iDeCo」などを利用し、中長期的に運用にて資産形成を行う
  • 定年退職前後は退職金の使い道や資産計画の再検討と中長期的な資産運用を推奨
  • 高齢者においては医療費の増大や認知症などに備えて資産管理の明確化を行う

とのことです。

 

長期投資・分散投資・積立投資については以前の記事にも紹介させていただいてます。

投資の3つのポイント ご確認ください^^

 

高齢者になると、せっかく資産を持っていても自身で引き出せない状況になるとお子様や面倒を見てくれている人がなかなか大変です。早めに備えておきたいですね。

 

自助努力。必要性は高そうですね。

自助努力の方法

どのようにして自助努力を行っていくかですが、ギャンブルなどのマネーゲームのように当たるも八卦当たらぬも八卦という感覚では老後資金を準備するには向いていないですよね。また、短期的な利益の確保を目指す株やFXなどの投機も利益と減益とのブレ幅が大きく向いているとは言えません。

大事なのは投資の3つのポイントにも紹介したとおり、コツコツと時間をかけてお金を育てるということです。

 

以下、お金を育てる方法を簡単に紹介します。

つみたてNISA

中長期の積立投資を目的とし、運用益が非課税となる少額投資非課税制度(NISA)の一種です。

利用できる期間は20年間でその間の中途解約は可能です。投資額の制限は年間40万円×20年間です。国が定めた基準を満たした投資信託が対象商品となっており、リスクは低いことが多いです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)

長期運用による第3の年金という位置づけで、掛金は全額所得控除・運用益も非課税・公的年金控除あるいは退職所得控除が使える私的年金です。

利用できる期間は原則60歳までで、その間に中途引き出しはできません。投資額制限は会社員で年間27.6万円、自営業者で81.6万円、公的年金の第3号非保険者は年間27.6万円となっています。対象商品はNISAに比べて多く、自身で選択できるので元本割れのリスクも生じます。

外貨建て保険・変額保険

保障を備えた長期的な資産形成を目的とし、生命保険料控除の対象になります。

利用できる期間は商品ごとに異なります。NISAやiDeCoのように拠出の限度額もありますが、取扱範囲内であれば拠出可能なので年間100万円以上拠出しようと思えば可能となっています。また、解約控除もありますが途中解約や契約者貸付など、換金する際の自由度は高いです。元本割れのリスクももちろんありますが、基準利率が高めに設定されていたり、アクティブな運用先から徐々に安定した運用先に変更が可能であったりと、ご契約者様本人によってリスクを減らすことも可能です。

まとめ

人生100年時代。元気で長生きできることは嬉しいことですよね。ただ、生活する上でどうしても必要なのがお金です。お金を育てるにはとにかく時間が必要です!先々の心配が少なくて済むよう、1ヶ月でも1日でも1分でも早く老後に向けた自助努力を始めていただけたらと思います。

 

内潟 樹莉
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