「貯める・増やす」だけではない、親の万一時にいかに教育資金を確保するかについてお伝えします。
お子さんが小さいうちから教育資金の準備を…とお考えの方も多いかと思います。
準備といえば、先ずお金を「貯める」ことや「増やす」ことをイメージしますよね?
「貯める」方法には預貯金がありますし、「増やす」方法には株式や投資信託など様々な金融商品があります。
生命保険には「学資保険」という商品があり、よく教育資金の積み立てに利用されています。
ところで皆さんは家計を支える親に万が一があった時に、どうやってお子さんの教育資金を確保するか…こんな視点で商品選択を考えたことはあるでしょうか?
今日は生命保険を活用し、教育資金を「貯め・増やし」ながら「リスクも管理」する方法をお伝えします。
※以下保険種類ごとの契約形態は、親(父)が契約者=保険料負担者になる事例のものです。
学資保険
言わずと知れた、教育資金準備の代名詞です。
<契約形態>
契約者=父/被保険者=子/満期保険金・死亡保険金受取人=父
・お子さんの進学時期に合わせて満期保険金が受け取れる。
・契約者(父)が亡くなった場合、以後保険料の払い込みが免除される。
その場合でも満期保険金は予定通りの金額で受け取れる。
・被保険者(子)が亡くなった場合死亡保険金が支払われる。
(一般的に金額は払い込んだ保険料相当額が返ってくるイメージ)
養老保険
代表的な貯蓄型の保険です。
<契約形態>
契約者・被保険者・満期保険金受取人=父/死亡保険金受取人=母
・満期保険金受け取りのイメージは学資保険に近い。
・学資保険との違いは…
①被保険者を「親」にできること。
②親が亡くなった時、満期保険金と同額の死亡保険金が受け取れる。
終身保険
「終身」の意味は一生涯の保障。学資保険や養老保険と違い「満期」がありません。
<契約形態>
契約者・被保険者=父/死亡保険金受取人=母
・終身保険には「満期」が無いため、お金が必要なときに解約します。
その解約返戻金を教育資金として活用します。
・学資保険や養老保険より高い「死亡保険金」を準備できます。
・進学時に手持ち金で教育資金を賄えた場合
→解約せず保険を継続することができます。
・保険料の払込終了後も運用が続き、解約返戻金が増え続けます。
これを別の用途に利用することも可能です。例えば…
・お子さんの結婚資金の援助
・お子さんの住宅取得資金の援助
・お父さん・お母さん自身の老後資金 など
まとめ
それぞれのメリットをまとめてみると…
■学資保険
親に万一の場合、保険料の払込は免除されるが、満期時(進学時)には資金を準備できる
■養老保険
親に万一の時、満期保険金と同額の死亡保険金を受け取れるため資金の早期確保が可能
■終身保険
親に万一の場合、より高い死亡保険金を早期に確保することができる
教育資金における「リスク管理」という視点で、皆さんにマッチするのはどの保険でしょうか?
お金を「貯める・増やす」には利率の高低や運用成果がどうなるかが気になるところですが、万一時の「リスク管理」という視点において、生命保険には複数の選択肢があることがおわかり頂けたと思います。
「貯める・増やす」ことと「リスク管理」の両立をお考えの方は、ぜひ私たち保険の専門家にご相談ください。